電力10社の離脱需要、1年で336万kW−「部分供給」も急拡大

2015年7月27日 <電気新聞>

電力会社から新電力(特定規模電気事業者)への顧客流出が止まらない。
電気新聞が電力10社を対象に実施したアンケートでは、主戦場になっている東京電力エリアをはじめ、各地で離脱が進んでいる状況があらためて浮き彫りになった。

離脱のペースも加速している。2014年3月以降の1年間で離脱規模は、約336万キロワット(電力10社)に達した。
これは前年同期の約1.7倍の規模だ。北陸、中国、沖縄を除く電力7社が実施した料金値上げが契機となって、新電力との競争が年々厳しさを増している。