15年12月総需要、前年比4.2%減−新電力、高圧シェア1割に

2016年02月18日 <電気新聞>

経済産業省・資源エネルギー庁がこのほど発表した2015年12月の総需要電力量(速報)は、前年同月比4.2%減の764億5732万6千キロワット時で、4カ月連続で前年実績を下回った。同月の気温が前年に比べて高く、暖房需要が減少したことが主因。一般電気事業者の販売電力量が12月として過去最大の下げ幅となる中で、新電力(特定規模電気事業者)は販売電力量を伸ばし、高圧の販売シェアを2桁に乗せた。

電灯は同6.9%減の217億4530万6千キロワット時で、4カ月連続の前年割れ。全国10都市の平均気温は前年に比べて3.1度高く、12月としては、13年に次ぐ過去2番目の下げ幅となった。