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9電力の最大需要想定、10年度比で1055万kW減少
2016年04月11日 <電気新聞>
※離脱拡大で押し下げ
2016年度夏季の需給見通しでは9電力計の最大需要が、15年度夏季見通しから710万キロワット減の1億5550万キロワットとなった。新電力への離脱拡大分が、10年度の夏季実績と比べて1055万キロワットの規模となって需要を押し下げることが主な要因。経済産業省・資源エネルギー庁は、この離脱分に対し、少なくとも1138万キロワット分の対応可能な供給力があると試算している。
1138万キロワットの内訳は、電力9社合計の常時バックアップ分が221万キロワット、9電力計の予備力のうち3%を超える分が917万キロワット。6月末までには発電事業者などから、電力広域的運営推進機関(広域機関)に供給計画が提出されるため、今冬以降は新電力も含めた需給見通しの検証が行われることになりそうだ。